量的緩和 Quantitative easing
景気をよくするため、世の中にお金が多く出回るようにすることです。
具体的には、銀行が持つ自国の国債や債券を政府が買取りし銀行の口座残高に入金すること。
銀行は、持っていても金利がつかない現金が増えるため、この現金を使って企業に融資して金利をとろうとします。企業は、低金利で借りることができるので借りやすく、設備投資にお金をかけて雇用を増やそうとします。その結果、経済が順調に発展していくことを目的としています。
今は、アメリカで金融緩和が行われており、QE と呼ばれています。QE2 は、金融緩和の第二弾ということで、QE2 は6月末で完了します。6000億ドルの資金投入の結果、景気は上向きませんでした。
次のQE3 では、銀行が持つ債券を買い取るだけではなく、住宅ローン証券(MBS)を買い取ることになりました。政府がリスク商品であるMBSの買い取りを保証してくれるため、銀行はMBSの不良債権化を心配せずに住宅ローンを積極的に営業できるようになります。新しく住宅が建つことに伴って、建設業、インフラ業、引っ越し、インテリア販売、車販売など新生活に関わりのある産業の景気がよくなるのです。
量的金融緩和政策
英語:Quantitative monetary easing policy (QE)
更新日:2011年6月23日|分類:外貨MMFの用語集
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