野村證券のキャンペーンを検証してみた
野村證券で、こんな外貨MMFキャンペーンが開催中です。
これってどうなんでしょうね?
円安になった流れで外貨MMFの口座残高を増やしたいのが見え見えの広告です。また、これで野村もかなり得をすることになりますね。
証券会社が得をするってことは、投資家が損するってことですよ。証券会社は手数料商売で、その手数料は投資家が負担しているわけですので。
では、検証してみましょう。かなり簡単に計算しているので正確には違いますがツッコミはなしでお願いします。
1ドル89円として、100万円分のドルを買うと、だいたい 11,200ドル になります。野村證券でドルMMFを買うには 1ドルあたり0.5円の手数料が必要なので、手数料は5,600円。
さぁここでは終わらない。買ったら当然売りますよね。売る時も同じ手数料5,600円がかかりますから、合計で
トータルの手数料は、11,200円
これが野村證券の儲けです。
ここから投資家に 1,000円だけプレゼントしてくれるってわけですよ。慈悲深くって涙がでますよね。
ちなみに、一番安い手数料のドルで計算したから1万円ほどの手数料で済んでいます。高金利通貨の豪ドルとかになると 17,000円ほどの手数料になっちゃう。おそらく問い合わせがあったお客さん(カモ)には、高金利ですよと豪ドルを勧めるんでしょうね。その光景が目に浮かびます、、。
プレゼントの額は、購入金額が大きくなるほど増えています。でも、買う金額が大きくなるほどプレゼントの額の割合が減っていくわけなので、一番還元率がいいのは100万円だったりします。
さらに、為替が上下しても証券会社はへっちゃらです。外貨の量で手数料が決まるため、為替が上下しても手数料は変わりません。むしろ利回りで外貨が増えた分、手数料は増えてしまうんですよね。おいしい商売ですよ、うらやましい。
手数料の安いネット証券で購入するのが賢い。カブドットコムならドルの手数料は片道0.2円で最安値ですし、当サイト経由だと口座開設だけで1,000円キャッシュバックされます。
「外貨MMFなら、大手証券よりも手数料が安くキャンペーンもお得なネット証券ですよ」と思うのですが、大手証券で取引する人とか、広告チラシに引っかかる人て、これ読みませんからね。なんともジレンマです。
更新日:2013年1月22日|分類:管理人の一言
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