外貨MMFの手数料
外貨MMFを投資に使うときに、知っておきたい手数料について解説します。証券会社ごとの手数料を知りたい方は、お勧め証券会社の比較へ
為替の基礎知識
少しだけ為替の知識が必要になりますので、まずは為替の知識から説明します。
為替相場には、円から外貨に変えたときの換算相場(TTS)と外貨から円に戻すときの換算相場(TTB)の2種類があります。
話を分かりやすくするために、TTSを買い値、TTBを売り値と呼ぶことにします。買い値は売り値より高く設定されていて、外貨MMFの手数料は、この買い値と売り値の差額になります。
具体的にどういうこと?
例えば、楽天証券の外貨MMF(米ドル)なら、買い値と売り値の差額は、1ドルにつき50銭に設定されています。
買ってから50銭の円安がすすむと、損得はゼロになるというわけです。(実際には、保有期間に応じて投資信託運用による分配金が計上されますので、わずかにプラスになります。)
この買い値と売り値の差額は、通貨の種類や証券会社によって変わります。楽天証券なら、カナダドルで160銭 (1.6円)、オーストラリアドルで140銭 (1.4円)になります。
そのほかの手数料はかかるの?
必要なのは為替手数料のみです。とってもシンプルですね。
申込み手数料と解約手数料はかかりません。
外貨MMFは投資信託なので、投資マネージャーに支払う報酬や保管費用、管理報酬手数料などが発生しますが、これらはすでに差し引かれた状態で、利回りが決定しています。外貨MMFを取引する上で、気にする必要はありません。
外貨MMFの自動積立を扱う証券会社もありますが、自動積立を利用するために別途手数料は必要ありません。
自動積立ができる証券会社についての詳細は、外貨MMFの積立投資で解説しています。
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