外貨MMFを買うときの為替レートは、証券会社ごとに違う?
為替レートは24時間眠らないとばかりに、常に動き続けているレートですが、外貨MMFの場合は、証券会社ごとに決まったタイミングで為替を決め、そのレートで売買されています。このタイミングは、だいたい14:00から15:30の間にインターバンクレートを基準に決めているようです。
このインターバンクレート。基準にしているくらいなのだから共通の数字なのかと思いきや、どうやら証券会社ごとに異なる数字になるそうです。あれ?基準となるインターバンクレートも違うし為替を決めるタイミングも違うとなれば、証券会社ごとに差がでるのでは?
疑問に思ったので、実際に買い付けて調べてみました。
調査したのは、楽天証券、カブドットコム証券、マネックス証券の3社。松井証券は選ぶ人いないスペックですし、SBI証券は外貨に変えてから購入するからおすすめできないので除外です。
翌日に売買が成立するように 2月19日 13時にドルMMFを注文しました。
翌日20日の購入履歴からレートを確認したら以下のとおりとなりました。会社ごとに違う数字ですがその差は5銭ほど。最初に思っていたほどの差になりませんでした。
会社名 | 購入為替 | 為替決定のタイミング |
楽天証券 | 93.93円 | 午後2時のレートを基準 |
マネックス証券 | 93.88円 | 午後2時のレートを基準 |
カブドットコム証券 | 93.89円 | 午後3時30分のレートを基準 |
もしもの話なんですが、午後2時から午後3時30分の間に大きな変動があったなら違いも大きなものになったかもしれません。ただしこのことは、あまり起きないことだと思います。その理由に、為替市場が盛り上がるのはロンドン市場とニューヨーク市場が重なって開く時間の午後9時から午前2時の間です。日本市場ではさほど動かない傾向があるからです。
結論として、多少の違いがあるけれどほとんど気にするほどの違いではないため、手数料の安さや取り扱い通貨などの条件から気に入ったところで取引すればいい。ということが分かりました。
更新日:2013年3月13日|分類:管理人の一言
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