外貨預金との違い
外貨投資といえば、外貨預金を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、コスト、税金、使いやすさの面で考えると、外貨預金は良い選択とはいえません。
そこで、外貨預金と外貨MMFを比較してみることにします。
まずは下の表で米ドルでの条件を比較しました。
外貨預金 | 外貨MMF | |
為替手数料(片道) | 1円(=100銭) | 25銭 |
金利 | 0.01%ー0.14% | 0.194% |
最低金額 | 10万円相当額以上 | 900円以上 |
取扱通貨 | 米ドル ユーロ 英ポンド 豪ドル NZドル フラン | 米ドル ユーロ 豪ドル NZドル カナダドル ランド |
預入期間 | 1ヵ月・3ヵ月 6ヵ月・1年 | 土日以外は いつでも解約可 |
税金の対象 | 利息と為替差益 | 利息のみ |
資産管理 | 預金保証対象外 | 分別管理 |
※外貨預金は、三菱東京UFJ銀行ホット定期(3万米ドル相当額未満)
※外貨MMFは、楽天証券 外貨MMF米ドル
※豪ドル=オーストラリアドル、NZドル=ニュージーランドドル
外貨MMFの有利な点を挙げると、手数料は1/4、金利が高い、少ない額から投資でき、いつでも売買できるし、税金の面でも有利です。
しかも、外貨預金は預金保証対象外なので預け入れ先が倒産すれば、資産は失ってしまいますが、外貨MMFは資産を分別管理していますから、保証の対象となります。
こうやって見てみれば、外貨預金を選ぶ理由が全くありません。外貨預金が有利な面をあげるなら、元本保証があるくらいでしょうか。外貨MMFでも元本割れをしたことはないので、無意味な利点ですね。
よく外貨預金とFX(外国為替保証金取引)が比較されていますが、率直にいって、外貨預金とFXでは比較が極端すぎます。
投資初心者が、プランを立てずにハイリスクなFXをやるのはとても危険です。訳も分からず大損をして「投資なんてやめた」になるのがオチでしょう。 FXは、外貨MMFで運用が順調にいってから始めても遅くありません。
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