譲渡性預金が良くわかりません。
Q譲渡性預金に関しては、全体的に良くわかりません。これをやることで銀行にメリットがあるのでしょうか?譲渡性預金は、他人に売ることができるそうですが、利息は誰が貰えるのですか?また、MMFは、譲渡性預金を売る側なのか、買う側なのか?どちらなのでしょうか?
A譲渡性預金について、ご不明に思われた点の説明は以下の通りです。
譲渡性預金は、銀行から見ればお金を借りる(資金調達)の一つの方法です。利用するのはMMFの他、年金基金等の運用機関と呼ばれる、他人のお金を預かって運用する団体です(他の人が使えないことはないのですが、あまりメリットがないので)。
譲渡性預金は定期預金なのですが、利息は、定期預金の満期に、その定期預金を持っていた人、に対して支払われます。初めに預けた人、それを譲り受けて更に転売した人、には利息は支払われません。
では、なんで売る人がいるのか、です。1000万円の譲渡性預金があるとして、3ヶ月後に1300万円(元本と利息300万円)が支払われるとします。この譲渡性預金を1ヵ月後に売るとき、いくらなら売れると思いますか?
答えは取引なので、交渉で決まる、です。ただ、買う方は、1300万円以上では普通買わないですよね。期間まで持っていても損するだけなので。では、1000万円以下ならどうでしょうか。これは売る方が売らないですよね。1000万円預金したのに利息がもらえない、更に損することになるので。
1100万円ならどうでしょうか。3ヶ月で300万円利息がもらえるところ、1ヶ月経っているので、100万円は1ヶ月持っていた人(売る人)に、200万円は2ヶ月持っている人(買う人)に、それぞれ利益が出るので話がまとまるかも知れません。
この話、売る側は譲渡性預金を購入した際に、買う側は譲渡性預金を買ったときに、お金を出して将来収益を得る取引をしている、という点をご理解いただけますでしょうか?つまり投資している、ということなのですが。
MMFは投資するので、売る側、買う側のどちらにもなります。
更新日:2013年1月20日|分類:Q&A
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