MMFの利回り
MMFは毎日決算されます。この意味は、預ったお金がいくら、一日で儲かったのがいくら、今日一日でかかった費用がいくら、結果一口あたり、いくらもうかったのか(増えたのか)、を毎日計算している、ということです。
回収(解約)する場合には、この増えた分の金額も合わせて換金されて返金されることになります(この返金のことを分配ということがあります)。一方、その少しずつ増えた分の積み重ねは、毎月まとめてMMFへ再投資されることになります。
具体的に数字を使って考えてみます。
一口1円のMMFを1000万口買って、一ヶ月で一口あたり0.1円、儲かったとすると、全部で100万円儲かったことになります。この100万円について再度投資され、持っている口数が1100万口になります。
この結果、翌月も一口当たり0.1円もうかった場合、1100万口掛ける0.1円で、110万円がもうかったことになります。そしてこれがまた再投資され、1210万口になります。
このように分配金が再投資されることを複利で運用される、ということがあります。利子に利子がつく、と言われることもあります。
このように再投資されるからと言って、解約できなくなるわけではありません。初めに1000万口MMFを買い、再投資の結果1210万口に増えたとします。
この場合、1210万口を解約することもできますし、増えた210万口だけでも、半分の605万口でも、したいだけの数量を選んで解約することができるのです。
このようにして増えた額を%で表したものが、利回りです。国内の代表的なMMFをまとめておきます。
代表的なMMFの利回り
MMFの名前 | 利回り(%) |
野村MMF | 0.085 % |
ダイワMMF | 0.091 % |
MHAMのMMF | 0.078 % |
MMFは国内に何社かあります。それぞれ投資を指示している人が違うため、MMFごとに利回りが変わってきます。違うといってもMMFの投資方針はローリスクを徹底して安全運用していますから、その差は微々たるもの。どのMMFを選ぼうかと悩むこともないかと思います。
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