MMFの購入方法
MMFを購入する場合、これを扱っている証券会社か銀行に口座開設をします。また、購入する前に確認しなければならない書類があります。以下で詳しく解説してきます。またMMFを売る方法もご説明します。
口座開設をする
MMFを始めるには、まずMMFを購入できる口座を開く必要があります。証券会社(証券口座)か銀行(投資信託口)に申し込みをするのですが、実際にお店に行かれてもいいですし、ネットで手続きしても作れます。
証券会社に口座を作る、というとなんだか怖いことをするようですが、ネットでユーザー登録をするようなものです。こちらからお金を振り込まない限り、口座を作っても何も起こりません。
ただし、ユーザー登録と異なり、免許証の写しなど、本人であることを確認できる書類の提出が求められ、また口座を開く申し込みをしてから口座ができるまで若干の時間がかかることがあります。
逆にお金を振り込まない限り何も始まらないため、MMFを購入する際は、まずはその口座にお金を入れます。その上で、各会社から指示されたとおり、購入の手続きをしていきます。
MMFは1円単位で購入できることが多いものの、会社によっては1万円単位での購入しかできないこともあります。
確認しなければならない書類
目論見書(もくろみしょ)
販売会社から、MMF購入前に「目論見書」、という書面を必ず読むように誘導されるものと思います。この目論見書、MMFに限らず、証券会社等が投資をしませんか?と勧誘する際に、その勧誘する商品に応じて作成される説明書です。
MMFの目論見書はMMFの説明が記載されています。
この目論見書はいずれも運用会社のホームページに掲載されていて、見られることが多いです。そのため、口座を開設する前にまず目を通しておくこともできます。
運用レポート
MMFを購入する前に、その月やその週の運用レポートを、同じく運用会社のホームページで見られることが多いです。具体的にどんなものに投資しているのか、どのくらいの運用成績を上げているのか、などを見ることができますので、確認は必須ではありませんが、見ておいた方が良いでしょう。
売却方法
これに対して、MMFをやめようと思ったときには、やめたい金額だけ、やめることができます(このやめることを売ると言うことがあります)。10万円のMMFを購入していて、5万円だけやめる、ということでもできます。1円単位で売ることができます。
MMFを売ることについては、少し注意点があります。売りたいと申し出た日に、すぐお金が戻ってくるわけではありません。申し出た日に受付がされ、翌日の営業日に売りが行われるため、土日を挟むと数日待たされることがあるのです。ただし、同日に現金が必要な場合には、販売会社からお金を借りることができる場合があります(これをキャッシングと言うことがあります)。
翌日にはMMFの解約金で返済されるため、金利も安く、また返し忘れるようなこともありませんので、お金が必要になったその日に解約してお金がもらえる、と思っていても大差ないものと思います。
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