似ている投資との比較
MMFと似ている投資としてよく比較されるのはMRFと外貨MMFです。
MRF
MMFと良く似た商品にMRFというものがあります。
MRFはMMFより更に安全な商品です(その分、利回りは低くなります)。また、MMFは契約後30日間は解約に費用がかかるのに対して、MRFは即日現金を引き出せることが違いです。
なお、証券口座を開く際、口座に入れた現金の内、投資しない分は自動的にMRFで運用する、という条件が付いています(拒否することもできます)。
外貨MMF
さて、MMFには外貨MMFという商品もあります。通常、何も付かないただのMMFは円貨MMFのことで、この意味は投資対象を円での取引に限る、という意味です。
これに対して外貨MMFは、投資対象が外国の公社債になります。円貨MMFと同様に安全性の高い資産(外国政府の債券等)に再投資されることになります。日本の国債が円で取引されるのと同様、外国の債券はその国の通貨で取引されます。このため、外貨MMFには為替リスクがあります。
円と外国の通貨(例えばアメリカのドル)を交換する比率を為替レートといいますが、これは日々変動します。この為替レートの変動により損益が発生するという点が外貨MMFの最大の、そして円貨MMFにはない特徴です。
為替変動の影響に関する具体例
1ドルが80円の時に、手元に8000円持っていたので、ドルに換えようとすると100ドルになります(手数料はここでは考えないことにさせてください)。
ここで翌日為替レートが動いて、1ドルが90円になったとします。手元の100ドルは、9000円になる結果、前日よりも1000円儲かっています。
逆に1ドルが70円になると、同じ100ドルが7000円にしかならず、損してしまうことになります。
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