MMFの購入手数料
MMFを購入する際の費用(コスト)は基本的には発生しません。口座開設も無料、販売会社へ直接支払う手数料も無料です。先にご説明したとおり、30日以内の解約には費用がかかりますが、その他はかかりません。
一方で、間接的に負担している費用がいくつかあります(間接費用といいます)。この間接費用は、運用での収益(もうかった分)から差引かれます。つまり実際には、MMFを購入した人が負担することになります。
費用の額は、会社によって(どの会社のMMFを購入したかによって)異なります。
この費用は、販売会社、委託会社、受託会社にそれぞれ支払われます。
・販売会社
申し込みを受け付けて運用会社や受託会社に伝える費用と、販売会社の利益
・委託会社
委託会社がどこに投資するか調べて・考えて・決める費用、また運用レポートをまとめる費用と、委託会社の利益
・受託会社
お金を預かって、委託会社の指示に基づきお金を動かず費用と、受託会社の利益
各社にどういう割合で分配されるのか、についても目論見書に記載してあります。
なお、これとは別に、監査報酬や、取引費用がかかります。これらは通常、MMFの収益全体に占める割合が著しく少ないので、あまり気にされる必要はないものと思います。
これらの費用は日割りにされて、毎日計算されています。収益も毎日計算されていて、これを足し合わせて毎日いくら儲かったのかを計算しています。
運用成績にコストが連動するのかは難しい問題です。コストが多くかかるMMFの方がより質がいい、運用成績が良い、という保証はどこにもないのです。
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